トイレに行きたくてはいった久々の喫茶店で友人に会い仲間に加わる。
この年になると話題はたいしたことがあるはずもなく、「おれは前の町長と友達だから融通が利く」と空いばりする(せめて現職なら)よくいる輩や、もちろんこちらも負けじと「いとこの奥さんが市会議員ただし共産党」(意味不明)とやり返し、「俺はがん」とか「俺は糖尿病」・「俺は高血圧・心臓も悪くて糖尿病も」と病気自慢でみんなが知っている定番の「薬でおなかがいっぱい、売るほどある」がしめ。
しかし、こちらの自己紹介は「顔と頭以外悪いところなし」、鼻で笑われて仲間になれず相槌ばかりだがこちらは元病院勤めで病気の解説でチョット優位な立場になったところで最近の定番の出版の話をしたくなる。
顔見知りにはほとんど発表し言う機会がなくなったのでかなり饒舌だ。
卑弥呼の話は聞きあきただろうと「卑弥呼の時代には中国は倭といっていたけど別国日本があった」と言いはなつとどこにも古代史を聞きかじった人物がいてすかさず「日本は旧唐書に7世紀末からと書いてある」とものしりげに反論する。
反論があるとうれしくて仕方がなくニヤリとして「紀元前後の朝鮮人天日槍という人物が日本と呼んでいて倭人伝には別国の倭種と言っている国で継体天皇のときにも日本の天皇と書いてある」とさらにまくし立てて、「古事記の開化天皇の子供に複数の王がいるということはこの時代から上位の王のがいてそれが天皇だ」と鼻を膨らませてピクピクさせる。
すると、友人がまた電話するから話を聞かせてと電話番号を聞かずに店を出て行った。
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