2018年6月25日月曜日

最終兵器の聖典 神々の国2

 「三身国」は『古事記』の王朝の先祖御中主の建国時の4国より以前の『日本書紀』の国産み時の国で、『山海經』の対象と同じ時期の九州は、『日本書紀』でも対象外で、『日本書紀』の筑紫は九州三身国と交易するのに便利な対岸の島のことで、『日本書紀』の筑紫島の対岸の3地域をまとめた三身国筑紫が『古事記』では4面すなわち4国に分国している。
その「三身国」の綱を使って八束水臣津野は国引きするのだが、『山海經 大荒東經』・『山海經 海外東經』に「有大人之國 有大人之市名曰大人之堂」と「東海之外」東海は黄海のことでその外、海外日本海と大荒太平洋がつながる場所から日本海東南端にいたる地域に「大人国」があり、「大人國在其北為人大坐而削船」と船を造っているが、三方五湖近辺の鳥浜遺跡では船が出土している。
「大人国」の北には「君子国」があって、「君子國在其北,衣冠帶劍」と記述されるが、石川県中屋サワ遺跡に石冠と石刀が出土している。
そして、「大人国」は『山海經 海内東經』に「大人之市在海中」と「大人之市」が黄海にあり、『山海經 大荒北經』に「有人名曰大人 有大人之國」とオホーツク海近辺最南端の北門、三方五湖は越の国で国引き神話を物語る。
「三身之綱」は「大国主神、娶坐胸形奥津宮神、多紀理毘売命」と九州宗像との関連、「君子国」は「八千矛神、将婚高志国之沼河比売」との関連が示され「君子国」と「三身国」の力を借りて領土を増やした。
すなわち、九州から対馬海流に乗って8000年前頃に可美葦牙彦舅」を祀る「コノハ」人が、7000年前の「アカホヤ」によって九州「三身国」の「面足尊 惶根尊」を祀る「アマ」人が隠岐にやってきて、一人の王「八束水臣津野」もちろん臣と氏姓を持っているので主人が別にいる(偉大な王を後代といえ氏姓を付加しない)「八束水臣津野」王、「三身国」出身の王が4地域に分国をつくった。
当然、出身地のすでに九州と呼ばれた「三身」国、分国してもらった「高志」国、「志羅紀」・「北門」の国もすでに存在していて、4000年前の夏朝建国より前の話で、おそらく、大人国が「辰国」の前身で、黄海・玄界灘の「六合」の「轟B式縄文土器」が出土する島に「蓋州」(『遼史』「渤海改爲蓋州又改辰州以辰韓得名」と朝鮮南部も領域)、「蓋国」(『山海經』「蓋國在鉅燕南 倭北 倭屬燕」朝鮮半島を含む鉅燕)の南に倭人が住んでいる。
大人国の西隣りには『山海經  海外南經』最後最東に記述され、『山海經  海外東經』最南に記述される「大人国」の西隣りに「長臂國」があり「捕魚水中兩手各操一魚 一曰在焦僥東捕魚海中」と海に潜って魚を両手(素手とは考えられない、スクレーパー銛や網を使用?)で捕獲するが、「海中」黄海まで遠出して漁をしていて、中継基地は「六合」の倭人の地であろう。

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