2025年6月4日水曜日

最終兵器の目 新しい古代の神話 尾張氏の神話52 女国

  品陀眞若の娘の飯野眞黒比賣は須賣伊呂大中日子を生んだ。天皇は宇遲能和紀郎子で正月辛丑朔のある歳は309年、比布禮大臣の子の印葉が大臣・天皇になった。すなわち、印葉が矢河枝比賣を妃にした人物で、丸迩臣に政権を奪取された。

印葉は多遅麻の子なので五十功彦に当たり、妃は弟比賣である。弟比賣の娘の弟比賣眞若比賣の夫は若野毛二俣で忍坂大中津比賣を生む。しかし、忍坂大中津比賣を生むもう一人の迦具漏比賣が存在する。

息長眞若中比賣の姉の飯野眞黒比賣の子が須賣伊呂大中日子(額田大中日子)を生む。そして須賣伊呂大中日子の妃が迦具漏比賣で忍坂大中津比賣を生むが、忍坂大中津比賣の父は若野毛二俣である。従って、忍坂大中津比賣の夫の男淺津間若子が迦具漏比賣の子、忍坂大中津比賣は義子、迦具漏比賣は石之日賣と解る。

『古事記』では大雀が427年丁卯の歳の八月十五日に崩じたが、『舊事本紀』も「歳次丁卯秋八月十五日天皇大別崩」と同じ崩御日に記述される。『梁書』に宋大明二年458年記事に「流通佛法經像」、『日本書紀』に「難波大別王寺」とあるように、大別天皇は寺を持っていた。天皇大別とあるように、大雀は意乎巳、大雀を倒した大別は多遅麻の子なので、弟比賣の子である。

木菟と鷦鷯に「取其鳥名」と名を交換した。弟比賣の子に木之菟野郎女が存在し、大雀が婿入りし、木菟宿禰、すなわち、木國王になった。木國の紀武内宿祢が平群木兎宿祢と呼ばれ、名すなわち国を交換した。

宇遲能和紀郎子の妃が八田若郎女(おそらく、宇遲之若郎女)で大別が矢田部の姓を得た。矢河枝比賣が弟比賣で、大雀が姉妹の木之菟野郎女の婿なので、八田若郎女の後見人として、矢田部の姓を得た。皇子十三柱を統治したのが稚彦と従妹の毛良姫、この二名は若野毛二俣と其の母弟の百師木伊呂辨の兄妹はその名に相応しいい。百師木伊呂辨の姉妹は石之日賣、若野毛二俣は葦田宿禰・倭直吾子篭・倭國造の祖の比香賀君で、女国天皇だろう。

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