2025年3月17日月曜日

最終兵器の目 新しい古代の神話 尾張氏の神話20 師木と纏向の王

 


 

美濃國の八坂入日子は「ミノ」に住み、大根(八瓜入日子)は三野穂國造の祖である。三野穂國は三野()國、三野後國は出雲大臣の孫、美濃國は弟彦が国造で別国だ。師木宮の王の初代道主の建諸隅は沼河別が考えられ、纏向宮の2代目道主が豐木入日子である。纏向宮王は朝廷別や比古意須や大新河大臣に相当し、朝廷別は三川穗別の祖で三野後國造に良く当て嵌まる。出雲大臣は懿徳朝大臣、子の世代が出石心で妃が新河小楯姫、孫は内色許男で穂積氏の祖なので、穂国の穂津神(穂積)はピタリの名前だ。

日子坐(2代目伊迦賀色許男)と弟袁祁都比賣(意富阿麻比賣)の子の八坂入日子(水之穗眞若)の義弟が十市之入日賣の婿の大根(初代伊理泥)と考えられた。八坂入日子は豐鋤入日賣(水穗五百依比賣)に婿入り、娘の八坂之入日賣は大根の子の十市根の妃、八坂入日子の子の大筒木眞若は2代目の伊理泥(十市根)の娘の阿治佐波毘賣を妃にした。

豐木入日子は沙本毘賣を妃にした。十市縣の姫の弟袁祁都比賣の子は八坂入日子と十市之入日賣と考えられ、大入杵(豐木入日子)は八坂入日子の義兄、沼名木之入日賣は義弟の大根の妹、大入杵の妃という関係だろうか。大根は山代縣主の祖の長溝の娘の子で師木に婿入りしたので山代の皇子、大入杵は師木から山代の相樂に婿入りした天皇なので相応しい。

同様に八坂入日子が婿入りした豐鋤入日賣の兄が豐木入日子(大入杵)で、八坂之入日子は、『日本書紀』の五十瓊敷入彦・大中姫(八坂之入日賣)を生み、八坂之入日賣は穴穂太子の五百木之入日子を生んでいる。八坂之入日賣の夫は穴穂天皇の十市根、大根の子だ。

八坂之入日賣は襲名した(水穂)五百依比賣でもあるので、子が名を継いで五百木之入日子・五百木之入日賣である。『日本書紀』は八坂之入日賣の子に、『古事記』の妾の子の吉備之兄日子や弟比賣を含めている。この妾の子は十市根の父の大根の娘の兄比賣、弟比賣を含めた子達と思われ、吉備之兄日子は婿の大碓か子の彦人大兄と考えられる。

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