2024年6月19日水曜日

最終兵器の目  新しい古代の神話 天照大御神1

  天照大御神は「汝命者所知高天原」として高島を任された。天照大御神は琵琶湖の高島を任された琵琶湖岸の神で、「照」という地域の大国および三国の神を合祀した神を意味する。「照」という地域の人物には以下の5名がいる。日名照額田毘道男伊許知迩、天照國照彦饒速日、下照姫、高照光姫、武日照である。

武日照は武夷鳥とも呼ばれ、「鳥」が「照」と同じ地域を指している可能性がある。若狭町には鳥浜があり、三方五胡には日向湖(ヒルガコ)という湖がある。これは対馬の昼ヶ浦と同じ音だ。また、対馬の美津島には阿麻氐留神社があり、美浜への地名の移動が起こったのかもしれない。「テル」はナンバーツーとして統治する意味だろう。ナンバーワンは津島神の月神と考えられる。

日名照額田毘道男伊許知迩は、八島牟遲の孫である鳥鳴海の妃であり、國忍富を生んでいる。八島牟遲は胸形神の血を引く八島の神で、野洲にある日野川から鳥浜の近辺に遷った神だと考えられる。

「富」は「トミ」と読ませるが、『古事記』では全て「意富」・「富登」などと表記し、「ホ」と読む。これは尖った穂先の「穂」と同じ読み方で、特別に富を使っている。これは、穂が多くあることを表現したのだろう。

國忍富は、大八国を富ませたことを示していると考えられる。國忍富は葦那陀迦神を妃に、天忍穂耳は豐葦原之水穗國すなわち葦という、三国の穂の邑が目的地で無縁ではなさそうで、「天」の意味が琵琶湖に変化したと考えられる。神の名は履歴書のようなもので、使われる文字によって後代の評価が反映されている。倭が大和を指すようになったのも、「あま」を倭と表現したのも、後代の評価である。

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